#和蘭獅子頭とコメット

 和蘭獅子頭(オランダシシガシラ)です。

名前の由来を調べました。

オランダ獅子頭はオランダという国の名前がついていますが、実際は江戸時代に中国から日本へ輸入されてきた金魚です。当時の日本は鎖国をしており、外国のものを輸入していなかったので、珍しいものにはオランダという名前をつけていました。
琉金をベースに品種改良した金魚で、頭部の肉瘤(にくりゅう)が発達しています。この発達した肉瘤が獅子の頭を想像させることから、獅子頭と名付けられました。

 

泳ぐ姿は尾がひらひらと長いのでとても優雅に見えます。黒いまんまるの目がかわいらしいです。

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コメットです。

金魚なのに和名ではないのでこれも調べました。

アメリカに輸出された日本の金魚がアメリカにいるヒブナと交配して、その交配でできたのがコメットになります。と、いうわけで、コメットは逆輸入された品種なのです。
そして、現在流通しているコメットは、昭和7年に日本人が持ち帰ったものが元となっています。戦前に来日したのですね。そんなコメットの名前の由来はというと、尾びれが長いコメットはゆらゆらと棚引かせながら泳ぐ金魚です。
そんな姿が彗星のように見えることから、コメットという名前で知られています。

 

金魚というよりひれの長い緋鯉の幼魚みたいです。オランダシシガシラと同じようにひれが長いのでゆらゆらして優雅に泳いでいるように見えますが、色が白っぽいせいか物足りなさを感じます。

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