盆休み中に『あずま橋』というドラマを見ました。
あずま橋は浅草の吾妻橋だと思うので、ちょっと身近に感じ見る気になったのです。
好きになった人はやくざだった。同じ道を歩もうとして背中に同じ恋の入れ墨までしたのに叶わなかった・・・・・
当時を思い出しながら待つあずま橋に雨が降ってきて・・・・
情感たっぷりに天海祐希さんがあずま橋で待つ女性を、緒形拳さんがやくざを演じていました。
しっとりとした雨も雰囲気たっぷりで、画面の中の浅草も知っているところが多く、見ごたえたっぷりでした。最近は刑事ドラマや医療ドラマばかり見ていたので、心の琴線に触れるようなものを見てなかったせいもあり満足した時間でした。
この本の著者である伊集院静氏は、日経の文学賞の審査員のイメージが強すぎて、意外な感じでした。作品自体は個人的に連城三紀彦氏の作品のイメージでした。
毎日通る赤い吾妻橋を見ると、ドラマの切ない物語を思い出しそうです。