よみうり大手町ホールで、「正倉院展講座in東京」が開催されました。
久しぶりのよみうり大手町ホールです。入り口のお花も綺麗です。天井からのメッセージ「変われ、読売 変わるな、読売」もその通りと応援したくなります。




ここへは歴史好きの友人を誘っての参加です。9/20から上野の森美術館で正倉院 THE SHOWが開催されます。展示される宝物は1300年近くも正倉院に保管され守られてきた。9000件も中から1部が展示されます。
1300年の年月が経ったとは思えないようなきらびやかなものが展示されるそうです。今回の講座で奈良国立博物館の研究員の方が宝物について解説をしています。美術館に行ってすごいと思ってただ見るよりも、前もって知識を仕入れてから見るのとでは視点が違う気がします。展示物の色の成り立ちが鳥の羽であったり石であったり貝であったり、聞いてみると目から鱗です。もっと驚くのはその輝きが1300年経った現代でも見ることができることに感動してしまいそうです。解説をしている研究員の方が、正倉院の宝物が大好きと言うのが溢れ出るような方でした。友人と1度は見に行きたいねなどと思いながらお話を伺いました。



本家本元の正倉院展は奈良で開催されます。パンフレットの瑠璃色のグラスはどのくらいの大きさなんだろうと思いながら見入ってしまいました。とても美しい色です。この杯に何を入れて飲んだのだろう。1300年以上も前のお話なので、想像するしかありませんが、きっとお酒なのでしょうね。
天皇の愛用品はこんなにも成功で素晴らしい装飾があるものばかりなのでしょうか?
普段の日用品には、とてももったいなくて使えそうもありません。装飾の技法等は残っているのだろうか?現在の技術で再生する事はできるのだろうか色々と考えてしまいました。


当日は会場満席と言っていたので、400人ぐらいの聴講者が咳ひとつせず熱心に聞いていました。
二部では奈良マホロバソムリエの方が奈良の案内をしていましたが、これも見逃せないようなところばかりです。友人と奈良までは無理かなぁどなどと言いながら聞き惚れた2時間でした。終わってみたらとても濃密で満足な時間を過ごせたと思っています。