大きなパネルに目がいってしまいましたが、肝心の浮世絵も見ていきたいと思います。


絵はフィクションですが、真実に基づかない空想を書いているわけではありません。最初は一枚の絵に必要なものを並べて書き、大きさや距離を考慮しませんでした。しかし、平面な作品の中に奥行きのある空間が表現されていくようになりました。先生と回っているうちに、単にきれいな絵という感想からだんだん広がっていく見方に、なるほど、なるほどと納得しながら回りました。このころにも検閲マークが存在していて押されています。














この絵も待乳山の3点セット(小高い山と社・山谷掘りにかかる橋・船が浮かぶ隅田川)が描かれているので待乳山さんの絵ですね。

羅漢図が2枚展示されていました。お釈迦様の弟子で仏の教えを伝える16羅漢と言われますが、自由度が高いので空海や聖徳太子が描かれていたりもするようです。これは羅漢図としては超珍品だそうです。





ひとつひとつについて語ったら1日では語り切れないと仰っていましたが、とても楽しい時間を過ごすことができました。知らないことばかりなので聞いていてとても勉強にもなりました。貴重な機会をくれた聖天様に改めてお礼を言って帰りたいと思います。