神保町の一橋ホールで開催された『ホウセンカ』の試写会に行ってきました。
アニメだったのであまり期待はしていなかったのですが、終わってみれば会場内も雑音ひとつないあっという間の90分でした。
刑務所内で死期が迫った年老いた元ヤクザと鉢植えのホウセンカの会話から始まります。


映画が終わった後に、監督、映画コラムニスト、司会者3人によるトークセッションがありました。
監督が平成生まれの30代という事にまずはびっくりです。描かれていたのは1987年すぎから、バブル時代、崩壊後、暴対法など、まさにヤクザが生き生きした時代から生きづらい世の中になっていく様が、映像を見ながら懐かしさと共に浸ってしまいました。
ストーリーはあまり詳しく言わない方がいいと思います。とにかく見ていて、ヤクザの不器用さに呆れながら、その裏に隠れている純情になんだか泣けてきそうです。ぜひ映画館で見てください。10月の10日からだそうです。見たら心がなんだか温まって幸せをもらった気分になれると思います。


