森村誠一さんが90歳で亡くなられました。
本もたくさん読みましたが、テレビもたくさん見ました。追悼番組をもっと放送されるかと思ったら、意外に少ない気がします。
作品の中の人間の業や悲しみの表現はいつも読んでいるときは意外性をもって現れ、読む楽しみを倍増させてくれました。
人間の証明や悪魔の飽食などはページをめくるのがもどかしいくらいでした。
社会派ミステリーと言われますが、人と人の関係で起きるものが材料になっているので、書く材料は無限にあったかもしれません。
ひょろっとした細い体に、頑固なまでに芯の通った反戦と平和に対する信念は生涯を通じて訴えていたように思います。
ほぼ読んでいると思っているが、改めて書籍一覧を見ながら読み漏れている本を探してみようと思いました。