空が高く澄み切った朝です。こんな朝は少し早めに家を出て浅草寺経由で駅まで歩きたいと思います。
前回同様二天門からと思いましたが、門の右手に桜が咲いています。
10月桜です。
太陽の光が逆光になって桜の花がうまく撮れません。午後にならないと無理かな・・
境内に入り関東大空襲を乗り越えた銀杏を見ようと近くへ行きました。
写真を撮ろうとしていたら、掃除をしていたおじさんが、木の中は炭だらけだからよく見るようにと言います。中に入ってもいいのか聞いてみると、特別だよ、とお許しが出ました。
1945年(昭和20年)3月10日 東京大空襲があり、浅草一帯は火の海になりました。このイチョウも焼夷弾が直撃。 上部は吹っ飛び、中は焼けて空洞、今でも焼け焦げた跡が無残に残っています。本堂も五重塔も焼失した戦災をくぐり抜け、枯れずに生き続ける神木として、今なお青々とした葉を広げています。まさに樹齢800年、御神木にふさわしい銀杏です。