#清水観音堂の月の松

 上野の清水堂から不忍池方向を眺めると輪になった松の木の中に不忍の弁天堂が見えます。歌川広重は、「名所江戸百景」「上野清水堂不忍ノ池」で色鮮やかな藍色の池ノ端を背景に清水堂の舞台と不忍池端に立つ月の松を描いています。復元された月の松は、清水堂の舞台下に植えられているので、舞台の正面に松を見る事ができます。上野の山の周辺にはビルが立ち並んで大きく変貌しましたが、清水堂からの展望には江戸時代の風情を感じる光景が広がっています。

写真は階下から清水堂を見上げたものです。上野を散策の折にはぜひ上からも下からも眺めてください。

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