先日仕事中に緊急対応で呼び出され、あたふた時間を過ごしました。2時間近くかかりその要件を済ませ会社に戻ろうとしましたが、初めて訪れた地域、方向感覚が全く分かりません。帰るために乗ったエレベーターに女の子が3人いたので、駅までの道を聞きました。
『解ります。案内できます。』と快く引き受けてくれたので付いてゆくことにしました。『帰りは地下鉄に乗るの?乗らないなら道順だけでいいのよ。』3人はバスを利用するというが、同じ方向なので一緒に行きますと言ってくれました。
地下鉄のマークが見えるところまで一緒に行ったので、迷うことなく会社に戻れました。会社を出た時からその後にあったことまで考えると、仕事以外で振り回されてなんだかモヤモヤしていましたが、3人の小学生と話して歩いているうちに気分はプラスに働きモヤモヤは消えています。
会社に戻っても用件より親切なランドセルを背負った女の子の話ばかりしていました。
4,5日後、帰宅の為に乗車した都バスで定期券を落としてしまいました。
定期入れが壊れてカードだけが抜けてしまったようです。
実際には落とした当日の23時近くに都バスの営業所の方が自宅の家電に連絡をしてくれました。ちょうど風呂に入っていたときにかかってきたので留守電に録音してくれた内容を聞きびっくり、カードケースは壊れて定期券はありません。
すぐに折り返しの電話を入れたら、電話に出てくれました。通勤定期なので仕事に行くのに困るだろうと連絡をしてくれたこと、チャージ金額が多いので困ると思ったことなど、明日の朝には引き取り出来ることなどを教えていただきました。
翌日引き取りして通勤できたのは言うまでもありません。
落としたことも連絡を受けて気が付いたくらいなので、親切な都バスの職員に感謝しかありません。
今回のことで、良いことも悪いことも50:50の半々だとしみじみ思います。
悪いことがあれば、良いことがあり、良いことがあれば悪いことがある。ずっと良いことだけが続くことなどないし、ずっと悪いことが続くこともない、そんなふうに思えた出来事でした。